社長ブログ福祉を支える技術革新
階段昇降機とその利用の未来を
考える、社長のブログです。

HOME 社長ブログ

社長ブログ

  • 2026年09月01日

9月1日「防災の日」に思うこと

9月1日「防災の日」に思うこと

今日は「防災の日」です。

防災の日になると、2024年9月1日のブログにも書きましたが、以前、出張で盛岡へ行った際に、少し足を延ばして陸前高田市の「東日本大震災津波伝承館」を訪れたことを思い出します。

そこでは、東日本大震災で何が起きたのか。そして、過去の津波災害から何を学び、これからどのように命を守っていくのかということを、実際の写真や映像、被災した物などを通して伝えていました。

その中で、私が特に印象に残ったのが、岩手県野田村保育所の話です。

野田村保育所では、月に一度の避難訓練だけではなく、普段の散歩の中にも「避難する」という意識を取り入れていました。

それが「速足散歩」です。

行きは速足で歩き、帰りはゆっくり歩いて帰ってくる。

一見すると、普通の散歩のようにも思えます。

しかし、この「速足散歩」には大きな意味がありました。

いろいろな方向へ出掛ける。
いろいろな季節に出掛ける。
いろいろな天候の日にも出掛ける。

そうしたことを繰り返しながら、先生たちは、

「津波が来た時、子どもたちは何分でどこまで行けるのだろうか」
「どの方向へ行けば、一番早く安全な高台まで逃げられるのだろうか」

ということを、普段の散歩を通して確認していたのです。

そして、2011年3月11日。

あの日、実際に津波が襲ってきた時、先生たちは子どもたちを連れて高台へ避難しました。

0歳児は先生がおんぶや抱っこをし、1歳児、2歳児は3歳児が手を引きながら、一生懸命に逃げました。

その結果、園児全員の命を守ることができたそうです。

私はこの話を聞いて、「訓練」というものの意味を改めて考えさせられました。

特別なことを一度だけやるのではなく、毎日の何気ない生活の中に防災を取り入れる。

その積み重ねが、いざという時に大きな力になる。

野田村保育所の「速足散歩」は、まさにそのことを教えてくれているのだと思います。

災害は、いつ起きるか分かりません。

地震や津波だけではありません。最近では、大雨や台風など、これまで経験したことのない規模の自然災害も相次いでいます。

8月に起こった千葉県や石川県での豪雨、そしてネパールでの大規模な洪水。

これまでの常識や経験だけでは考えられないような大雨や災害が起きている現実を前にすると、災害が起きてから対応するのではなく、普段からできることを一つずつ考え、備えておくことが大切なのだと思います。

岩手では、過去にも何度となく津波による大きな被害が発生しています。

「災害は繰り返し起こる」ということ。

だからこそ、過去の災害を忘れず、そこから教訓を学び、次の災害に備えることが大切なのだと思います。

野田村保育所の「速足散歩」のように、防災を特別なものとして考えるのではなく、日々の生活の中に取り入れていく。

それだけでも、いざという時の行動は変わるのではないでしょうか。

「あの時、こうしておけばよかった」と後悔することがないように。

今だからこそ、できる備えがあります。

9月1日の「防災の日」。

私自身も、改めて身の回りを見直し、いつ起こるか分からない災害に備える一日にしたいと思います。

製品についてのご相談・資料請求など、まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

top